戦後、日本の娯楽は、映画だった時代、反戦の意をこめて多くの映画が撮影された。
当時の映画に頻繁に描かれているのは、日本兵と慰安所だった。
日本人の監督が、後生の日本人に戦争の悲惨さ、負の遺産を残すべく描いた史実といえるのではないだろうか。
公文書に記載がないから存在しなかったと、言い切ってよいのだろうか?
公文書に書かれていないから映画に残したのではないだろうか。

これは同時に、兵士が男性で、しかも武器を持っているということは、負の遺産を抱えているのは、
日本一国ではないはずだし、紛争地域は、いまでもこの地上に存在している。
明日死ぬかもしれなければ、童貞を失っておこうと考えるのではなかろうか。
実際に、特攻前夜、その手の宿は、若い航空兵士で賑わっていたわけだから。

戦後、多くの帰還兵が、戦場の出来事を語らなかったのは、怖いのではなく、ありのままを語ることに
ためらいがあるからだ。軍命で敵陣を攻略したことは、語るに容易だろうが、バカな上官の失態で、
仲間が無駄死にしてばかりで、これ以上犠牲を増やさないために、背中から撃ち殺したとか、
仲間のメシの補給を届けなかったとか、タバコを横流ししたとか、民間人を面白がって撃ったとか、
上官の命令で村を焼き討ちにしたとか、ケガで足手まといの戦友を拳銃であの世に送ったとか、
言えない話が山のようにあるからだ。

さらに、現在の日本でさえ、婦女暴行は、おきている。

足尾銅山事件や、イタイイタイ病、広島長崎の原爆症被害者の問題、とにかくこの政府は、
被害者の90%が、死ぬのを待って、死人にクチなしとなってから事実認定するシステムだ。