中国語では、南麂島・ナンチー

菅義偉官房長官は12月22日午前の記者会見で、中国軍が尖閣諸島(沖縄県石垣市)から約300キロ北西に軍事拠点を整備しているとの一部報道に関して「個々の具体的な内容は、わが国の情報収集能力が明らかになるのでコメントは控えたい」と述べるにとどめた。
菅氏は「中国は東シナ海をはじめとする周辺海空域で活動を急速に拡大、活発化している。政府としてはその動向に注意していきたい」と語った。
報道によると、中国軍は尖閣諸島に近い浙江省・ナンキ列島に最新鋭のレーダーを設置しヘリポートも整備中で、軍用機の滑走路建設計画も浮上しているとしている。

観光で訪れることができる海産物の豊かな島。

雑多なブログを見ると、この報道を受け、即座に、尖閣に侵出してくるような
危機的状況を想像して、騒ぎ立てている。
このニュースをうまく利用して、沖縄からの米軍撤退は、イコール日本の
国土防衛の危機だと説く者もいる。
現段階では、ヘリポートとレーダーということだが、すなわち、守備的配備を
していることになる。
中国の攻撃型ヘリWZ-10の航続距離が、800kmなので、往復できるが、
作戦行動までできるほどでもない。
現状から、想像できることは、日本が、尖閣を基地化して、中国に攻撃を
仕掛けてきた場合、防衛拠点としての機能を持たせるためだ。
という理由付けを中国に与えてしまっている。
中国側の兵器と、日米の兵器の距離が接近し続けていることには、間違いない。

中国は、中国の領土に、中国の軍隊を配備することは、国の主権。
ならば、日本は、日本の領土に、日本の防衛隊を配備することも
国家の主権の範囲。
日本が、尖閣に防衛隊を配備すれば、中国は、侵略と受け止めるだろうし、
防衛隊を配備しなければ、日本の領土である確信が無いからだと、
主張してくるだろう。
中国は、先手を打ってきた。
日本は、後手を掴まされている。
石原さんの提唱する海難に備えるための退避漁港というアイデアは、
軍備の必要が無く、同時に、日本の領土であることを世界に発信できる
先手策だったのに、誰かが、それをさせなかった。
東大出身の馬官僚が、自分より頭のいい人間のアイデアを認め
たくなかったのかもしれない。

官房長官が、国民にとって、どうでもいいことを発表すると言うことは、
特定機密保護法が、施行されたばかりだし、日本国内にいる諜報員を
焙り出すためではないかと、つい想像してしまう。
中国が、ナンキ島に基地を作っているという情報は、機密保護法の
ワクの外だと言うことだ。
いや、日本大使館に勤務する駐在武官が、現地に見に行っていることを
知っている者は、それを公表した時点で、機密保護法を犯した第一号になる
シナリオなのかもしれない。