中国空軍機から見た航空自衛隊機。

一般的な日本の新聞の見出しは、このようです。
「中国空軍機、自衛隊機に異常接近、30m~45m、偶発的な事故につながりかねない大変危険な飛行」

 

中国空軍機は、日本の航空自衛隊機に、無線で呼びかけます。
「ニーハオ866(パーリュウリュウ)!ニーハオ866!」(866は、自衛隊機の識別番号)

ニーハオチャイナでは、あくまでも現実に対して冷静にコメントします。
自衛隊機と、中国空軍機が、1対1で遭遇したことは、おそらく両国の政府内では、想定済みでしょう。仮に、中国が、戦略空軍機3百機、さらに、航空母艦、護衛艦、巡洋艦、補給艦、潜水艦の渤海湾沿岸の戦略兵器総動員なら第1次東シナ海海戦になったでしょう。中国空軍機が、日本の防空識別圏に入る前に、自衛隊の潜水艦、イージス艦、監視衛星は、東シナ海の中国の潜水艦や、艦船の動向を把握していて、中国海軍が動いたか、動いていないかを防衛幕僚に報告しているはずです。中国海軍が、おとなしくして、大陸間弾道弾の発射口が閉じているということは、中国の戦闘機1機が、日本の領空を侵犯したとしても、「ひょっとすると亡命か?」と考えるのが尋常です。かつて、北海道にロシア空軍機が、日本の領空を侵犯し、日本の国土の上空を飛び続け、函館空港に無事着陸したのが、1976年ベレンコ中尉亡命事件です。つまり、1機飛んできたぐらいで、ガタガタ言ってたら冷静な国土防衛は、できません。表面上は、一応、クレームはつけておくのが、外交というものですが。ですから、日本の賢明な市民は、発行部数伸び悩みの新聞による恐怖心を煽るような見出しに、狼狽してはいけません。

中国空軍機が1機だけ飛んでくる場合は、防衛省と、アメリカは、「亡命してくれないかな~」という期待に満ち溢れているのです。
そもそも、現代の空中戦は、敵航空機を人間の目で目視するとっくの前に終了します。航空機のレーダーや、海上のイージス艦が、捕捉して、ミサイルで攻撃します。ですから相手の顔が見える距離まで近づく数分前に戦闘は終結しています。あえて攻撃もせず、目視できる距離まで接近するということは、日本人と中国人が、公海上で自分の乗っている戦闘機を自慢げに見せびらかしている程度の感覚だと考えたほうが、クールです。パイロット同士は、目でこのような会話をしたでしょう。「どうだい、アメリカのF-15だぜ。中身は、ほとんどメードインジャパンだぜ。100億円するんだぜ。日本製の空対空ミサイルは、35キロ彼方から発射できるんだぜ。本気出したら、お宅は、とうのとっくに撃墜されているんだぜ。実際には、公表されている数字の2割り増しぐらいのスペックがあると思うぜ。」「ほう、それぐらい知ってるよ。まあ、うちのは、ロシア製のSu-27だぜぃ。中国の対空ミサイルは、射程が22キロしかないからね。燃費が悪いんで、そろそろ帰ろうかな~。」・・・ってな感じでしょう。よく見ると自衛隊機は、燃料タンクを投棄していません。ということは、バルカン砲でのドッグファイトも交えるつもりが無いということです。

当初、当然ながら、機首を向かい合い、照準を向け合って飛行していたはず。
ミリオタ的には、いつの時点で、段階で、両機が、同じ方向を向いて飛行したのか、興味深いです。
どちらが、先に方向を変えたのか?想像するに、中国機が先に機首の方向を変えたはず。でなければ、互いにマッハ2以上の相対速度ですれ違っていたことでしょう。どちらか、一方が、相手の向きに合わせないと平行に飛べませんね。日本の空対空ミサイルの射程35キロ前後の距離で、中国空軍機が、進路を変更したのではないでしょうか。実際どうだったのかそれが、知りたいですね。機体の影から見ると台湾海峡方面に機首を変えて飛行しているようですね。日本のトップガンにとっても、中国のトップガンにとっても、こんなにいい天気で、30mぐらいの車間距離は、どってこと無い距離です。
さらに、航空自衛隊にしてみれば、中国空軍機が、飛び立ったから即応してスクランブルをかけたまでで、中国側にしてみれば、空軍司令官の命令があったはず。「日本の自衛隊機と何分で遭遇するか時間を計測しようじゃないか。」航空自衛隊は、「マジで飛んだら時間を計測されるから、少しゆっくり飛んでみな。」てなとこだろう。